今日もお昼からバイト。
普通に出勤。
今日も、いつも通り灯油を任されて、
ちょっとした班の仕事もして。
そして、いつも通りの休憩。
バイトを始めてだいたい20日ぐらい経った。
休みの日があるから、働いてる日にちだけでいったらこれの4分の3ぐらいか。
そのうち彼女と休憩時間がかぶったのは一度きり。
勤務時間は彼女のほうが時間が一時間だけ長い。
勤務時間は、私より三十分早く、私より三十分遅く終わる予定となっている。
同じお昼からの出勤なら休憩時間がかぶる可能性は高い。
逆に早番と遅番でずれれば、可能性はゼロに近い。
今日彼女は私と同じお昼からの出勤だった。
もしかしたらという思いで、休憩室のドアを開ける。
一通り休憩室を見渡すが、彼女の姿はなかった。
ですよね。。。
と心でつぶやいき、
私は、休憩中に読もうと思った雑誌と来ていたジャケットを前側の席に置き喫煙室に向かった。
休憩室のどっちが前か後ろかなんて分からないが、なんとなく窓側を前だと思っている。
私の休憩の場合、まず一服してからということがよくある。
一服することで、なんとなく休憩モードという感じがするからだ。
煙草を吸い終わり、休憩室に戻ると。
後ろのほうの席でに、彼女が座りもってきた食べ物を机の上に出していた。
「きたーーーー!」心の中で静かに叫んだ。
彼女に付き合っている人がいるのか聞く絶好のチャンスである!
この時を逃したら、次はいつになるかわからない。
必ず聞かなくては。
しかし、私は前側に荷物を置いていて、彼女は後ろ側にいる。
休憩時間は一時間。
早番の人は、休憩時間にお昼ご飯を食べる人が多い。
遅番の人も、休憩室にカップラーメンとパンの自動販売機が置いてあるせいか、インスタントものやパンをちょっとした腹ごしらえに食べる人も多い。遅番は仕事が終わるのが9時過ぎなので、このとき食べないと後でかなりお腹が空いてしまう。
休憩室に入った私は、とりあえずそのままカップラーメンを買ってお湯を入れる。
荷物は別のところにあるのに、いきなり彼女の前に座るのもあからさま過ぎる。
彼女と休憩がかぶったのに、席が両極端とは、
運が良かったのか、それとも悪かったのか・・・。
諦めて自分の荷物を置いた席に戻った。
雑誌を読みながら三分待ち。普通にカップラーメンを食べた。
いつもと変わらない休憩だが、頭のなかでは大作戦会議が行われていた。
会議の結果。
とりあえず、食べ終わったら喫煙室に行くこと決まった。
喫煙者なら分かると思うが、何か食べた後は煙草が吸いたくなるものだ。
だけど今回はそれだけが理由ではない。煙草を吸うのを我慢して、食べ終わったらすぐに彼女の前の席に座りにいってもよかったのだが、心の準備がほしかった。
喫煙室では、
聞くときは、
“彼氏はいるんですか?”それとも
“付き合ってる人はいるんですか?”と聞いたほうがいいか。
など、今思えばどうでもいいことばかり考えていた。
2本吸い終わったところで休憩室に戻ることにした。
休憩室に入り、
「このまま座らずに、荷物をもって彼女の元へ移動」と次の行動を決めていた。
なのに、その計画はすぐさま内線のベルの音に打ち砕かれたのだ。
私が席に向かう途中、彼女の内線が音を出した。
仕事の話をしてる時に、話しかけるのは相手にとっても迷惑だろう。
と思い、私は移動することを諦めさっきと同じ場所に座るしかなかった。
そもそも、話しかけることができない状況で、何も声をかけずにいきなり前の席に座るのも、用件が終わるまでの間何もせずに目の前で待ってるのも居心地が悪いと思った。
雑誌を見ながら、意識は耳に集中し、聴覚の情報だけに集中した。
雑誌に集中できなくて、手持ち無沙汰に携帯を取り出した。
携帯を出したからといって、目的があって携帯を出したわけじゃなかった。
そうだ、昨日書いた記事を読み返そう。
携帯のお気に入りからこのブログを開く。
昨日の記事を読み上げ、これから話しかけに移動する意志を強くすることにした。
記事を読み返し、誤字がなかったことと今聞かないとモヤモヤしたままなことを再確認した。
少し気合がはいったかも。
意外と長く彼女の内線は続き、約十分ぐらい待つことになった。
いったいその間、何回時計を見たのだろうか・・・。
さりげなく彼女のほうを見て、何もしてないことを目で確認。
今だっ!荷物をもって彼女の前の席に移動した。
おつかれさまです。と一言かけて席に座る。
最初に聞こう!と思っていのだが、彼女は裏面を表にして置いた雑誌が気になったようで
「何読んでるんですか?」と聞いてきた。
私が読んでいた雑誌は、日経ビジネス Associe (アソシエ)という雑誌だった。なぜこの雑誌を読んでたかはまだ後日に話すことにする。
「そんな堅いものじゃないですよ。社会でどうしたらうまくやっていけるかとか書いてある雑誌です。高いのでたまにしか買わないんですけど。」
「へぇ〜はじめてみた。」といって、雑誌をペラペラめくる彼女。
またもや作戦は難航。速攻勝負で聞こうと思っていたのに、雑誌の話題になってしまった。
雑誌の内容を少しして、その話がひと段落したところで。
「そういえば、か、、、彼氏とか付き合ってる人っているんですか?」ついに発したこのせりふ。結局、喫煙室で言おうとした言葉の両方がいっぺんに出て、両方を同時に言おうとしてしまい。噛んでしまった。
たぶん、ちょっと話し方がおかしかったと思う。
「いないですよ。」「へぇ〜」
なんちゅう返事なんだよ!と思ったが、うまく言葉が浮かばない。
PCで言えば、固まる寸前だ。
「昨日私服でいたのを見たとき、男の人と一緒だったから聞いてみたんです。」
と、どうして聞いてきたのかと言われてないのに自分から前もって用意していた“聞いた理由”を言ってしまった。とても言い訳ぽい。
「出会いとかない感じですか?」
「そうねぇ」
「会社とかで出会いとかってないんですかね?」
「仕事で出会いとか、ないですよ。」
そんな会話をした。少し交わした会話は違ってただろうが、実はうまく思いだせない。話の内容をぼやけた感じに輪郭だけ覚えてる感じだ。
話の内容は、仕事で出会いがないということでなく、仕事先の人たちは恋愛対象にしないといった様なことを言っていた。
仕事に恋愛を持っていくと、別れたあとなど面倒くさいことがあるからだろうか。
ん、、、じゃぁアルバイトの私も仕事での出会い無しという範囲にはいるのかな?
関係ない気もするが、少し引っかかるところである。
その後、彼女は席を立ち流し台の前で歯磨きを始めた。
以前、私が仕事で埃まみれになりうがいがしたくて、うがいをしに休憩室に行ったときも歯磨きをしていた。
そのときは、結局紙コップが別の場所にあることをしりすぐに休憩室を出ることになったわけだが。
彼女は休憩中にご飯を食べ終わったあとには歯磨きをするらしい。
休憩が終わるまであと15分ほど。
既に目的を果たした達成感と、彼氏がいなかったという安堵感で満ちていた私は、なんとなくこのまま歯磨きが終わるのを待つのことが落ち着かず、早めに休憩室を出ることにした。
休憩室を出ても、まだ15分休憩時間が残っている。
とくに吸いたいという気持ちもなかったが、行く場所もなく喫煙室で時間をつぶす。
私が休憩行くときに、いつも支持をくれる社員があがってしまったため、休憩が終わってからはS社員と一緒に作業をした。
閉店まで一通りの作業が終わったあと、S社員から少しペットコーナーを手伝ってあげてという指示があった。
既に私の勤務終了予定の時間は過ぎていて、きりのいい時間までということだったので十分ちょっとだけ手伝って今日は終わり。
これで彼女には付き合ってる人がいないことが分かった。
チャンスだ!
だけど、ここからが難関である。
どうやって携帯番号を聞いて、どうやってデートに誘ったらいいのか。
そこまでのプロセスをお風呂の中で考えたが、まったく浮かばない。
どのルートも、結局ネガティブな方向に行ってしまう。
そんなことを考えていたら、長風呂なってしまい。お風呂の湯からでるころには、お湯の温度はかなりぬるま湯になっていた。
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ちょっと今日は眠いなかかいてるのでおかしな文章があるかも。
明日見直して修正予定。