2008年02月23日

潜水服は蝶の夢を見る

■見どころ
順風満帆な人生から一転、身体の自由を失った男が、唯一動く左目の瞬きだけで自伝を書き上げた奇跡の実話を映画化。「ミュンヘン」のM・アマルリックが難役の主人公を熱演。

■ストーリー
雑誌編集者のジャン=ドーは、脳梗塞に倒れ、全身が麻痺して動かなくなる、閉じ込め症候群に陥ってしまう。絶望状態の中でも、周りの人々に支えられた彼は、唯一動く左目を使って、自分の半生をつづり始めていく。


wikipediaより。

2007年5月22日に第60回カンヌ国際映画祭で上映。5月23日にフランスとベルギーで公開。日本では2007年10月25日に第20回東京国際映画祭の特別招待作品として上映。2008年2月9日にアスミック・エース配給で公開。
第33回セザール賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、音響賞、編集賞にノミネートされ、第80回アカデミー賞では監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞にノミネートされた。


とかなりの章を受賞してるのにも関わらずミニシアター映画。

左目しか動かない主人公は、ゴッツイ潜水服を着たように体が動かない。
でも、想像すれば蝶のようにどこにでもいける。


結論から言うと、面白さや感動は無いものの、重たく考えさせられる映画です。

冒頭は、とてもぼやけた映像からはじまり「?」となる。
最初のほうのほとんどが、なんと主人公の片目目線からだった。

映画館の大きなスクリーンで見てると、まるで主人公の頭の中からみてるかのようなシーンが続く。

左目しか動かず、視野の狭さの煩わしさが伝わってくる。
映像=主人公の視点 という映像はかなりのリアリティがあった。


医者の話をしているのに、美人看護士に目がいったりするシーンは男性なら共感できる。
目の動きやブレや端のほうだけぼやけたときなど、かなりリアルな映像だった。

主人公の目の映像なので、主人公がどうなってるかは主人公もわからなければ私たち観客もわからない。
主人公が初めて自分の姿を見るときは、見る側も初めて主人公の姿を見るときである。

ノンフィクション小説を映画化しただけあって、見る側と主人公を一体化させる工夫がされていて、映画の世界にかなり入り込まされた。

音響も、主人公と一体化させる仕組みがあり、主人公の心音がかなりリアルに再現されている。

主人公はうまく話すことはできないが、主人公が思ってる心の声も聞こえてくる。
片目だけの狭い視野と、他の人たちに言いたくてもいえない思い。


映画として、こんなにも主人公目線な映画は初めてだった。

とにかくリアルで、泣けはしなかったが衝撃はある。
(人によっては泣けるかも)

内容はかなり重たいため、落ち込んでるときに見るのは避けたほうがいい。
あとデートでいくのもあまりお勧めしない。
人を選ぶ映画ではあるが、生きることのプラスになるかもしれない。

だけど、映画観でみる価値はある。
あの主人公になったかのような体験は、大きなスクリーンのほうが効果はあると思うからだ。

もう一度みたいとは思わないけど、斬新で衝撃的な映画。
見てよかったと思ったので、星四つ

★★★★☆
posted by イルカフィッシュ at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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